年齢と近視の進行

「術後も近視になる理由」でもお話ししたとおり、レーシックは視力の成長が止まる20歳前後になるまでは受けることができません。レーシックを受けた後に視力が変化すれば、手術で行った矯正との間にずれができてしまい、近視や遠視が再び現れてしまいます。
また、20歳を超えていても視力の変化がなくなるわけではありません。実際に、20歳を超えて就職し、仕事でVDT作業(モニタ・ディスプレイを見続ける作業)などを行うようになり、それから視力が落ちたという方も大勢いらっしゃいます。
例えば、20歳の時点でレーシックを受けた方が、その後就いた仕事で目を酷使して近視がより重くなってしまうこともあり得るわけです。そのような場合、近視の進行が止まったことが確認できた後に再手術を行うことも可能ですが、角膜の厚みや状態に問題があれば手術は受けられません。また、その後再び視力が変化することがないとも言い切れません。
年齢に関わらず、近くを見る作業が続いた後に、休憩を入れたり遠くを見たりすることで毛様体筋の緊張をほぐすといったケアを怠れば、レーシックを受けても近視が進行する可能性はゼロではありません。
とは言え、ある程度年齢を重ねていくと、環境への適応能力が低くなるためか、視力が変化しにくくはなっていきます。その境となる年齢は、およそ30歳前後だという人が多いようです。これは、医学的に何らかの根拠があるわけではなく、経験者の多くが話していることなのですが、20代では目を酷使するとまだまだ近視が進行することが多く、それでも30歳を超えた人ではその時点以上に近視が進行する可能性は低くなっていくようです。
もちろん、個人差もあるので、「30歳になるまでレーシックはするな」ということではないのですが、20歳代でレーシックを受けた場合は、それまでの生活よりも目を気遣い、手術後に近視が進行しないように注意する必要はあるでしょう。特に若い頃は、会社でも体力勝負の仕事を任されがちだったり、徹夜で遊ぶというような目に負担がかかる場面も多いものです。無頓着に面負担をかけ続ければ、やはり近視は進行します。
目を気遣って仕事を断る、あるいは遊びの誘いを断るというのでは、人生をつまらないものにしてしまうでしょうから、そんなことをするのが正しいとは言えません。ですが、目に負担がかかっているという自覚は持っておき、意識的に目を休める時間を作ることは大切です。ファイルを保存した時、トイレに行った時、そういう合間合間に思い出して目を休めるだけでも、近視の進行具合は違ってくるかもしれません。
いずれにせよ、目を気遣って休めてあげることは、年齢に関わらず重要です。特に若い時にレーシックを受けた場合は、再び近視になってしまわないよう、普段の生活でも目を気遣って行動しましょう。
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