検査前のコンタクトは厳禁

レーシックを行う際には、検査の数週間前からコンタクトレンズの使用が禁止されます。具体的には、ソフトレンズで3日〜1週間前、ハードレンズで1〜3週間前くらいから外して生活をしておく必要があります。病院の方針によって、どれくらいの期間コンタクトレンズを外しておくのかに差はありますが、いずれもコンタクトレンズによる角膜の変形を取り除くのが目的です。
レーシックなどの屈折矯正手術前の検査では、角膜の形状を分析して、近視や乱視、遠視などを矯正するために、どのようにどれくらい角膜を削れば良いのかを計算します。その際、コンタクトレンズの装用によって角膜の形が変化していると、その変化がなくなった後の角膜の形状と誤差が生じるため、手術後の結果にも誤差が出ます。
例えば、コンタクトレンズの装用によって角膜がやや平坦化している状態の角膜を分析した場合、角膜の屈折は緩くなっているためにやや近視が緩和されています。すると、本当に必要な矯正よりもやや弱くレーザーによる調整が行われますから、術後に狙った視力よりも視力が出ないことになります。
また、このような単純な視力の誤差だけであれば良いのですが、角膜の表面に微妙な凹凸があるのに、それがコンタクトレンズのクセによって平坦化していた場合、術後に元からあった凹凸の影響が出て、角膜のゆがみによる不正乱視のような状態になる危険性も、考えられなくはありません。
コンタクトレンズのクセづけで屈折を矯正するオルソケラトロジーという矯正法があるくらいですから、コンタクトレンズが及ぼしている角膜の形への影響を軽く考えてはいけないのです。
屈折矯正手術の効果は、まったく適正に行っても多少の誤差が生じるものです。医師の指示を無視して検査前・手術前にコンタクトレンズをつけていると、手術の結果が狂うことになり兼ねません。必ず医師の指示に従って、コンタクトレンズの装用は見合わせましょう。
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