レーシックの扉【体験談】 > 角膜上皮細胞の侵入


角膜上皮細胞の侵入


レーシックでは、角膜表面にある上皮細胞層と、その下にあるボーマン膜を残し、そのさらに下にある角膜実質層という部分を切ってフラップを作ります。この点は、PRKやエピレーシック、レーゼックなどの表面照射手術と大きく異なる点です。

しかし、このレーシック特有の特徴が引き起こす合併症があります。それが、「エピスィリアル・イングロウス(Epithelial Ingrowth)」です。これは、“上皮(epithelium)”が“内側に向かって成長する(ingrowth)”という意味の医学用語です。日本ではまだ一般的に訳されていないので、「エピセリアル・イングロース」や、元になった上皮という意味の“epithelium”という単語を使った「エピセリューム・イングロース」など、様々な呼称が使われています。

この合併症は、その名の通り、角膜上皮細胞が内側に侵入してきてしまうというものです。レーシックの手術後に、フラップの着き方が甘い場合、もしくはフラップ切断面の洗浄が適切に行われなかった場合などに、フラップの切断面に向かって上皮細胞が侵入してきてしまうのです。上皮細胞は再生能力が非常に高いため、しっかりとフラップが閉じていないと、このような合併症を引き起こします。

エピスィリアル・イングロウスが起こると視力が低下しますが、フラップを再びめくって洗浄するなどの処置で改善することができます。フラップが安定した後であれば起こる心配はありませんが、術後しばらくはきちんと病院で経過を見てもらい、このような合併症が起きていないかをチェックしてもらうことが重要です。早期に発見できればすぐに対処することも可能です。

上皮細胞をはがす、あるいはフラップとして残したあとに脱落するPRKやエピレーシック、レーゼックでは、このような合併症が起こることはありません。

<< 前のページへ戻る

レーシックTIPS! >>

 最新更新情報 (5秒ごとに切り替ります)


 レーシックTIPS! RSSフィード



レーシックの技術的な情報や合併症に関する情報、汚bやその裏側など、レーシックをこれから受ける方、受けるかどうか考えている方の役に立つ話を取りそろえています。



 フラップ作成による合併症



 韓国レーシック事情と日本



 レーシックに関する訴訟



 内皮細胞とレーシック



 年齢と近視の進行



 訓練で視力は回復しないのか



 遠視・乱視の矯正について



 左右で度が違う眼の矯正



 レーシックで老眼は治らない



 術後も近視になる理由



 ボーマン膜とは何なのか



 手術費用と設備の関係



 検査前のコンタクトは厳禁



 角膜上皮細胞の侵入



 層間照射と楓ハ照射



 角膜ベッドとは



 解説本=広告本という側面



 美容外科系の眼科について



 保険は使えない?



 術後のメガネ・レンズ選び



 飛行機とレーシック



 手術とドライアイの関係



 近視の戻り



 ハロ・グレアはなぜ起きるのか



 眼科専門医であることの意味



 「グレア」「ハロ」とは



 エキシマレーザーの特徴




 URLを携帯に送信します。 下記入力フォームに携帯メールアドレスを入力して送信ボタンを押してください。
「とくする携帯サイト」として、専門情報サイト携帯URL情報を送信させていただきます。

 @
※ドメイン指定受信を設定されている方は受信できるよう指定してください。