角膜ベッドとは

レーシックでは角膜をレーザーで削りますが、削った面から下(内側)の部分の角膜を「角膜ベッド」と呼びます。「角膜ベット」と表記されることもあるようですが、元になった英語が「(residual)stromal bed」という言葉なので、「角膜ベッド」が正しい表記です。
角膜ベッドの厚さは、レーシックを受ける上で非常に重要な要素です。角膜を削った後の角膜ベッドに充分な厚みがないと、眼圧(眼球内部の圧力)で角膜の形が変えられて矯正した視力に変化が出たり、角膜の強度が不充分なために合併症を引き起こす可能性があります。
ですから、矯正した後に充分な角膜ベッドの厚みを確保できない方には、レーシックは行えません。その場合は、フラップの厚みを考慮しないで行うことのできるエピレーシックやレーゼックなどの、表面照射と呼ばれる手術に切り替えるなどの方法をとります。
また、角膜の厚みが平均的な方でも、近視の度が非常に強いと、削らなくてはならない角膜の量が多くなり、角膜ベッドを多く残せないケースもあります。
レーシックに適応できない角膜の方は意外に多く、病院にもよりますが、受診した患者の方の2割は角膜ベッドの厚さが足りずに、レーシック以外の手術に切り替えるという医院もあるようです。
非常に繊細でデリケートな角膜という組織を削るレーシックにおいて、いかに多くの角膜ベッドを残すかは非常に重要な問題ですが、残しておかなければならない角膜ベッドの厚さの基準は、病院によって異なっています。それぞれの病院によって、最低限残す厚みの基準を設けるに当たっては理由があると思いますので、手術前にはその点も必ず確認して、納得のいく答えを聞いておくことが重要です。角膜ベッドが充分に残る見込みがないのに手術を行うような病院では、安全なレーシックは受けることができません。
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