レーシックの扉【体験談】 > 眼科専門医であることの意味


眼科専門医であることの意味


レーシックを受ける病院を選ぶ際に、適切な手術を行っている安全な病院を見極める条件の一つとして「“眼科専門医”が治療を行っていること」がよく挙げられます。当サイトでも、「(7)病院選びの基準」の項で「常勤の眼科専門医がいることが望ましい」とご説明しています。

では、眼科専門医であることはどれほど意味のあることなのでしょうか。まずは、眼科専門医がどういうものなのかについて見てみましょう。

 眼科専門医とは

眼科専門医は、日本眼科学会によって「専門医」としての認定を受けた眼科医です。眼科専門医になるには、学会が研修施設として指定した大学附属病院の眼科や総合病院などで5年以上の研修を受け、学会の専門医認定試験に合格する必要があります。

眼科専門医制度が施行されたのは1982年ですが、その時点ですでに眼科医として診療を行っていた医師については、診療を中断して5年以上もの研修を受けることが難しいこともあり、1984年4月1日の時点で眼科医として診療を行っていた医師については、一定の条件を満たせば眼科専門医として認定されるという特例措置が、1991年まで行われていました。

眼科専門医になった後は、5年ごとに専門医の認定を更新しなければ、専門医としての資格を喪失します。更新するためには、所定の更新料を支払うとともに、更新までの5年の間に学会が定める眼科医療の“単位”を取得する必要があります。この単位は、講習会を開く・講師となる、論文を発表する、学会で研究の発表を行う、学会の通信教育を受ける、学術書を執筆するなどといった、眼科医学の研究活動を行うことで取得することができます。

また、これらの資格や単位の認定、試験などは、すべて眼科学会が行っているもので、厚生労働省が行っているものではありません。

眼科専門医制度の詳細を見ると、眼科専門医である医師は、眼科医療に関する経験と知識があり(研修および試験の合格)、専門医認定後も眼科医療についての研究を続けている(単位の取得)医師であることが分かります。

一方で、レーシックなどの屈折矯正手術の技術が優れているかどうかを推し量る材料としては、眼科専門医であるという事実はそれほど力がないことも分かります。眼科専門医でない医師が、「眼科専門医だからといって良いレーシック手術を行う保証があるわけではない」と主張しているのを耳にすることがありますが、これは間違いではありません。

しかし、「(7)病院選びの基準」でもお話ししたとおり、レーシックを受ける際に他の眼病がないか、また、その眼病が手術に際してどんな影響を及ぼすのか、手術を受けるのに適しているのかを適切に見極めるためには、眼科一般の知識や経験が必要です。

そこで重要な判断材料になるのが、眼科専門医であるということです。眼科専門医であるという事実は、眼科医療の経験と知識が水準を満たしていて、最新の情報にも目を向けて研究を行っている医師だということを、ある程度客観的に証明してくれます。

レーシックの技術が高いか低いかを知る材料にはならないものの、レーシック以前に目の手術を行うための基本として「眼科一般の経験・知識があるかどうか」という点を判断するには、眼科専門医制度は有効な判断材料だというわけです。

一部には「眼科専門医であることとレーシックの技術の高さは関係ない」ことを理由に、眼科専門医制度や眼科専門医がいる病院を選ぶ風潮を批判する方もいらっしゃるようですが、これは的外れです。先端医療のレーシックと言えども、眼科医療の一つであることに変わりはありません。眼科医療の基本的な知識や経験があると客観的に裏付ける判断材料があることは、患者にとって非常に有効なことで、インフォームドコンセントの一端と考えることもできます。

結論としては、眼科専門医である意味はあくまでも「基本的な眼科医療の知識と経験があることの客観的な裏付け」です。レーシックの技術の高低は推し量ることができません。

<< 前のページへ戻る

レーシックTIPS! >>

 最新更新情報 (5秒ごとに切り替ります)


 レーシックTIPS! RSSフィード



レーシックの技術的な情報や合併症に関する情報、汚bやその裏側など、レーシックをこれから受ける方、受けるかどうか考えている方の役に立つ話を取りそろえています。



 フラップ作成による合併症



 韓国レーシック事情と日本



 レーシックに関する訴訟



 内皮細胞とレーシック



 年齢と近視の進行



 訓練で視力は回復しないのか



 遠視・乱視の矯正について



 左右で度が違う眼の矯正



 レーシックで老眼は治らない



 術後も近視になる理由



 ボーマン膜とは何なのか



 手術費用と設備の関係



 検査前のコンタクトは厳禁



 角膜上皮細胞の侵入



 層間照射と楓ハ照射



 角膜ベッドとは



 解説本=広告本という側面



 美容外科系の眼科について



 保険は使えない?



 術後のメガネ・レンズ選び



 飛行機とレーシック



 手術とドライアイの関係



 近視の戻り



 ハロ・グレアはなぜ起きるのか



 眼科専門医であることの意味



 「グレア」「ハロ」とは



 エキシマレーザーの特徴




 URLを携帯に送信します。 下記入力フォームに携帯メールアドレスを入力して送信ボタンを押してください。
「とくする携帯サイト」として、専門情報サイト携帯URL情報を送信させていただきます。

 @
※ドメイン指定受信を設定されている方は受信できるよう指定してください。