エピレーシック

エピレーシック(Epi-Lasik)とは、エピケラトームという機器を使ってフラップを作り、エキシマレーザーで角膜を切除する屈折矯正手術です。
レーシックでは、マイクロケラトームという機械で角膜表面の一部を残して、円形に薄く切り、ふた状のフラップを作ります。これに対してエピレーシックでは、エピケラトームという機械を使って、角膜表面を薄い膜状にはがします。
特徴的なのは、マイクロケラトームの場合は、金属製の刃で角膜を薄く切ってフラップを作るのに対して、エピケラトームは先の尖っていない、プラスチックのような材質の刃で角膜上皮をはがすという点です。それにより、角膜上皮のみを50マイクロメートル(0.05ミリメートル)の薄さで膜のようにはがすことが可能になります。
エピケラトームで作ったフラップは、術後に元のようにかぶせはするものの、いずれ消失して新しい角膜上皮が再生します。そのため、激しい運動などをしても術後にフラップが動くようなことがなく、通常のレーシックではフラップがずれる危険性のある格闘家や水泳選手といった職業の方にも向いているとされます。
また、同じようにエピケラトームで角膜上皮をめくり、エキシマレーザーを照射した後にフラップを戻さず、そのまま新しい上皮が再生するのを待つ手術を、エピケラトームを用いるPRK手術として「Epi-PRK」と呼びます。
いずれのエピケラトームを用いた手術においても、術後は角膜を保護するためのコンタクトレンズを装用し、1〜2日後に外します。角膜上皮が再生するまでは痛みを伴います。
同じように、薬品で角膜上皮を柔らかくして薄いフラップを形成し、角膜表皮を薄くはがして角膜矯正を行う手術に、レーゼックがありますが、エピレーシックでは薬品による角膜への影響がない点もメリットとして挙げられます。
名前に“レーシック”がついてはいますが、手術の種類としては角膜上皮のみをフラップとして残し、ボーマン膜の上からエキシマレーザーを照射するため、レーゼックと同じ分類となり、角膜上皮とボーマン膜をフラップとして残すレーシックとは異なる手術法です。
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